天気がぐずつくと、とにかく乗れる日が減る。梅雨はもちろん、秋の長雨とか、週末に限って雨、みたいなことが続いて、気づいたら二週間バイクに触ってない、なんてこともある。私も毎年こういう時期はある。

で、乗れないと「バイクが悪くなっちゃうな」って気持ちになる人、多いと思う。私もそのクチだった。でも一年ドラスタに乗ってみて分かったのは、バイクが傷むのは「乗らないこと」そのものより、「乗らない期間の過ごし方」の方が効くってことだ。逆に言えば、雨で乗れなくてもやることをやっておけば、次に晴れた時の状態は全然違ってくる。 

この記事では、雨続きで乗れない時期にやっておくと後で得する、初心者向けのポイントをまとめておく。梅雨に限らず、しばらく乗れないなって時はいつでも使える話だで。

そもそも、乗らないと何がまずいのか

「動かさないだけなら劣化しないでしょ」と思いがちだけど、実際は逆だ。バイクは動かさないことで弱っていく部分がけっこうある。特に雨が多くて湿気がこもる時期だと、それが加速する。

ざっくり言うと、乗れない期間にダメージが出やすいのはこの3つだ。

順番に見ていく。どれも特別な工具はいらないし、初心者でも十分できる範囲の話だで。

バッテリーは「放置」で弱る

バイクのバッテリーは、乗らずに置いておくだけで少しずつ放電していく。二週間くらい乗らないと、次に乗ろうとした時にセルの回りが弱くなってることがある。ひどいと、やっと晴れた休日に「よし乗るぞ」って時にエンジンがかからない、なんてオチもある。

これを防ぐのは簡単で、たまにエンジンをかけて暖気してやればいい。理想を言えば週に一回くらい、数分でいいからエンジンを回してやる。それだけでバッテリーの状態はだいぶ保てる。

ただし、注意点が一つ。アイドリングだけの暖気は正直あんまりバッテリーの充電にはならない。しっかり回復させたいなら、少しでも走ってやるのが一番だ。だから雨の合間にちょっとでも晴れ間があったら、近所を一周してくるだけでも意味がある。

それも難しいくらい雨が続くなら、バッテリー充電器を一台持っておくと雨の時期も冬も安心できる。初期投資はかかるけど、バッテリーを一回上げて交換することを考えたら、結局こっちの方が安い。

チェーンは湿気で一気に錆びる

雨続きで一番目に見えてダメージが出るのがチェーンだと思う。雨に濡れたまま放置すると、あっという間に錆が浮いてくる。特に雨上がりの湿気がこもった状態が続くと、乗ってなくても錆びる。

やることはシンプルで、乗った後に濡れてたら拭く、そして注油する。これだけ。

手順としてはこんな感じだ。

  1. チェーンに残った水分や汚れを、ウエスで軽く拭き取る
  2. チェーンクリーナーで汚れを落とす(汚れがひどい時だけでいい)
  3. 乾いたらチェーンルブを一コマずつ注していく

雨で乗れなくてウズウズしてる時こそ、この作業に時間を回すといい。手を動かしてるとバイクに触れてる感じもあるし、天気が回復した時にチェーンがきれいだと気分がいい。乗れないエネルギーをここにぶつけると、それはそれで満たされるものがあるんだよね。

ガソリンとタンク内の湿気

これは初心者だと見落としがちなポイントだ。長く乗らないでいると、ガソリンが少しずつ劣化していく。それに加えて、タンクの中に空気が多い状態で置いておくと、内側が結露して錆びる原因になる。

対策としては、しばらく乗らないのが分かってるなら、タンクは満タンにしておくのがいい。中の空気を減らすことで、結露しにくくなるからだ。「乗らないから減らしておこう」は逆効果になることがあるので、そこは覚えておくといい。

とはいえ数週間乗らない程度なら、神経質になりすぎる必要はない。満タン気味にしておく、くらいの意識で十分だと思う。ただ、冬をまたいで何ヶ月も乗らないような長期保管になると話は別で、そこはまた別途しっかり対策した方がいい。

保管場所も一度見直しておく

意外と効いてくるのが、どこに置いておくかだ。屋根のない場所で雨ざらしにしてると、当然サビも劣化も早い。カバーをかけるだけでもかなり違う。

ただしカバーには落とし穴もあって、濡れたままのバイクに密閉性の高いカバーをかけると、中に湿気がこもって逆に錆びることがある。だからカバーをかけるなら、バイクが乾いてる状態でかけるのが基本だ。雨上がりにすぐ被せない、ここだけ気をつけておくといい。

まとめ:乗れない雨の日は、メンテで距離を詰める

まとめると、雨続きでやっておきたいのはこのあたりだ。

どれも大した手間じゃない。でもやるとやらないとで、天気が回復した時のバイクの機嫌が本当に変わる。

乗れない時期って、バイク乗りにとっては地味にストレスがたまる。でもその時間を放置じゃなくてメンテに回してやると、乗れない期間もちゃんとバイクと付き合ってる感覚になれる。次に晴れた最初の一本が気持ちよく走れるように、乗れないうちに手をかけておくといいと思うよ。