ドラスタ400で名古屋まで走ってきた。アメリカンで長距離がえらい理由をメモに残しておく

先に言っておくと

高速でも下道でもしんどいに変わりない。修行僧になった気持ちで走らないと心が折れる。

ドラッグスター400で富士宮から名古屋まで走ってきた。距離は約230km。デカいバイクなら余裕の距離だけど、400ccのアメリカンだと体のあちこちが順番にえらくなってくる。腰、手、足、頭、ぜんぶ。

でも私はこのバイクで走るのをやめられん。その理由は最後に書く。まずはリアルにえらかったとこから正直に。

まず車体のスペックから

話の前提として、今の車体はこんな状態。

みんなでツーリングしてる時にこのちっちゃいタンクが大迷惑をかける。

給油頻度がめちゃくちゃ多い。周りの人が1回給油する間に私は2回は給油しなきゃならない。

やっぱ長距離ツーリングは「給油計画」がいちばん大事。見た目重視で社外の小さいタンクに変えてる人は、長距離だと計画ちゃんと立てといた方がいい。

アメリカンで長距離、どこがえらいか

全部しんどいに決まってる。ずーーーーっと同じ体勢で走ってるから全部しんどくなる。特にケツが痛くなるイメージあると思うけど他にも紹介しとく。

① 腰が一番しんどい

結論、いちばんえらいのは腰。私はもともと腰痛持ちだから余計にしんどい。アメリカンの足を前に投げ出すポジションは、楽そうに見えて腰でずっと上体を支えてるから走るほどジワジワ効いてくる。

腰痛もちでアメリカン長距離やろうとしとる人は、これは覚悟しといた方がいい。こまめに降りて腰を伸ばすのが正解。

② 手と足、そして足の逃がし方

振動は不思議とそんな気にならないが、手は確実に疲れる。あと足。ずっと同じとこにステップ置いてると足が固まってくる。

休憩する場所がない時や休憩自体がめんどくさい場合は、後ろのタンデム用ステップに足の裏を上に向くように乗せて休ませてることが多いかも。結構おすすめだけどバランス崩してこける可能性もあるから自己判断で。めちゃくちゃ気持ち悪いライディングスタイルだからこれやる時は夜中だけにしてる。地味だけど結構楽になるから是非。

③ ヘルメット問題

これは完全に個人的な話だけど、同じ人は絶対おるはず。私は頭がでかい。規格品のヘルメットをかぶると、1.5時間くらいで頭頂部がめちゃくちゃ痛くなってくる。

しかもアメリカン乗りの悪いクセで、ヘルメットをデザインで選びがち。だから見た目優先でフィット感なんて二の次。妥協するポイント完全に間違ってるけど、長距離で頭頂部にツケが回ってくる。

結局これも、こまめに降りてヘルメット脱いで休むしかない。腰も足も頭も痛なるから、休む口実だけはいくらでもある。

6Lタンクとの戦い、給油計画がいちばん大事

ここがこの記事でいちばん役に立つとこ。給油ライン100kmのアメリカンで高速を走るなら、どのSAで給油できるかを頭に入れとくのが全て。ガス欠だけは避けたい。

富士宮スタートで名古屋方面(下り)に行くときの、24時間営業のガソスタがあるSAをまとめとく。

新東名ルート(新富士ICから西へ)

注意点。富士宮から西に向かうと駿河湾沼津SAは進行方向の後ろになるもんで使えん。乗る前に富士宮で満タンにしとくのが鉄則。

主要SA間でいちばん空くのが静岡SA〜浜松SAの約70km。100kmラインなら理屈の上では届くけど、6Lタンクだと心臓に悪いもんで、静岡SAで入れとくのが安心。

東名ルート(富士ICから西へ)

東名でいちばん空くのが富士川SA〜牧之原SAの約67km。これも届くけど、早め給油が正解。

※注意:高速のSAのガソスタは、最近は営業時間が短くなったり閉鎖されたりしとるとこもある。出発前にNEXCOの公式サイトで最新情報を確認しといた方がいい。あると思ったら無かった、がいちばん危ない。

80km巡航がちょうどいい

新東名には制限速度120km/hの区間がある。でも正直に言うと、このドラッグスター400は100km/hを超えると車体が震え出す。一回130km/hまで出したことがあるけど、車体がバラバラになりそうで怖くて、二度とやっとらん。

結局、80km/hで流しとるのがいちばん気持ちいい。これがこのバイクのちょうどいい速度だと思うわ。

120km区間を80kmで走っとると、後ろから本気の車が迫ってきてちょっと怖い。でも無理して出すバイクじゃない。左車線キープして、自分のペースで流す。それでいい。アメリカンはスピードを競う乗り物じゃないもんで。

それでもアメリカンで走る理由

腰は痛い。頭頂部も痛い。6Lタンクで給油に追われる。100km出したら震える。ここまで読んで、何が楽しいんやって思うかもしれん。

でも、私にとってバイクはもう速さじゃない。

昔は速くてうるさいバイクが正義だと思っとった。あほだったわ。今は違う。ゆっくり流して、景色を見て、街の匂いを感じて、エンジンの音を聞いて、風と気温を体で受け止める。これがやりたくて走っとる。

富士の海沿いのせり出した道路なんか、えぐいくらい良かった。ああいう景色を体で浴びれるのが流し走りの良さ。

で、いちばんはやっぱりかっこよさ。私はアメリカンが世界一かっこいいと思っとる。このスタイルでゆっくり名古屋まで流す、その体験そのものが目的。速く着くことにはそんなに価値を感じん。

えらいこと全部、裏返すとゆっくり走る理由になる。腰が痛いから休む、休むから景色を見る、給油で降りるからその土地の空気を吸う。アメリカンの長距離は、不便だからこそ旅になる。

まとめ

車で行け。

ドラッグスター400で名古屋までのロングは、こういう人にはおすすめできる。

逆に、とにかく速く楽に着きたい人には、やめときゃあいいと思う。それは別のバイクの仕事。

不便で、えらくて、時間がかかる。でもそれ全部ひっくるめて、このバイクで走るのはやめられん。Don’t think. Just ride.